不安やイライラ、セルフタッチでスーッと治まる

 

「最近、将来のことが不安で、そのことばかり考えてしまっているの…」とA子ちゃんがB太くんに話します。

B太『不安があるんだね。それでどうなっちゃうのかな?』

A子「仕事に集中できないし、忘れ物も増えるし、夜も眠れなくなるし…そんな自分に対してイライラしちゃって、もう最悪!」

B太『それはしんどいよね…[心ここにあらず]って感じになっちゃってるんだね。実は、将来のことや過去のことを考えると不安になりやすいって言われているんだ。
でも、不安から離れて目の前のことに心を戻す方法があるから、それを教えてあげるね。』

B太くんはカウンセリングルーム柳樹のブログをスマホで開いてA子ちゃんに見せてあげました。

この記事で伝えたいこと

未来や過去のことに意識が向くと不安や心配が生まれやすいと言われています(ここからは心配も不安に含めてお話ししますね)。

不安は、人間に備わった危険を回避するための能力ではありますが、一度不安を覚えて気にし過ぎてしまうと、そこから呼び起こされる、過去のイヤな出来事や将来に起こりそうなネガティブなイメージが、とめどなく広がっていってしまうというデメリットを持っています。

人によっては不安をさらに煽るような声が頭の中でこだます場合もあるでしょう(結構これがキツかったりします^^;)

 

どこまでも〜 かぎりなく〜🎵

 

あ、ついglobeの『DEPARTURES』の歌い出しを口ずさんでしまいました…笑

 

気を取り直して…

 

またそのネガティブなイメージや頭の中の声はあなたのからだに影響をあたえます。

緊張したり、イライラしたり、ソワソワしたり、逃げたくなったり、怖くて涙が出そうになったり、からだがブルブル震え出したり…

 

からだに出ている症状を体験することで、「あ、ヤバイ…どうしよう…」と、より不安が強くなってしまって、目の前のことに集中できなくなってしまう。

A子ちゃんのように「心ここにあらず」になって、日常生活に支障をきたしてきてくる…
こうなってしまうのはツライですよね…

 

日々の生活では、不安がありながらもなんとかやっていかないといけないこともあるので、不安が出てきた時にすぐに対処できることがあると安心ですよね。

 

この記事では、不安や、不安があることからのイライラや焦りなどの二次的な症状によって、しんどくなったり、目の前のことに集中できなくなったりした時に、手軽にそれらを治めることができるテクニックをお伝えします。

実際に僕も不安で「心ここにあらず」な感じになりそうな時によく使っていて、すぐに“今ここ”の状態に戻ってくることができるようになりました。

 

また、このテクニックは不安だけでなく、不安以外のネガティブ感情でしんどい時、あーでもないこーでもないと考えてしまっている時、気持ちを落ち着かせたい時などにも使えますので、そこまで不安で日常生活に支障をきたしていない人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。

セルフタッチで不安を治める方法

僕が今回お伝えしたいのは、

自分の手でからだに触れるだけのセルフタッチ

です。

 

このセルフタッチは、やさしくいたわるように自分のからだに触れるようにするもので、スージング・タッチとも呼ばれています。

スージングという言葉は、「落ち着かせる、なだめる、慰める、鎮静する」という意味を持っています。

 

自分のからだにやさしく触れることで、自分への思いやりを体感することができ、オキシトシンなどの幸福ホルモンが分泌されると言われています。

セルフタッチのやり方

まず、手でからだのいろいろな場所にそっと触れます。
胸やおなかのあるからだの中心部分から離れたところからはじめると安全です。

 

今の自分にしっくりくる場所を見つけられたら、その部分にただ触れて、手が触れている部分の感覚や手のあたたかさに意識を向けます。
パーで触れるのがよいか、グーで触れるのがよいかなども確かめましょう。

 

両手で触れられるところは、両手で触れてみるのもおすすめです。
さすってあげたいと思ったら、ゆっくりさすってあげましょう。

 

ここで大事なのは、あなたのペースでゆっくりと間をとりながら進めていくことです。
できるなら、まぶたをそっと閉じて試してみましょう。

 

心やからだがホッとやわらいだり、落ち着いたりする感覚や、場合によっては力強さややる気が生まれてくるような、支えてになる感覚が湧き上がってくることもあります。

 

僕はラグビーが好きでよく観るのですが、国歌斉唱の時に握り拳を胸にあてて歌っている選手がいるのを目にします。
あれも、力強さややる気が生まれてくるような感覚を得ているのではないかと想像しています。

 

さて、タッチのやり方に話を戻して…

 

手を当てながら、自分に向けて「ありがとう」「いつもがんばっているね」などと、心の中で思いやりやねぎらいの言葉をかけてあげるのもいいですね。

なお、呼吸は長く吐こうとか、深呼吸をしようとか思いすぎると、逆に落ち着かなくなってしまうので、そこはあまり意識せずにそれまで続けてきた呼吸をしてくださいね。

 

手が触れている感覚、手のあたたかさに意識を向けると、将来や過去から離れた“今ここ”の状態に戻ってくることを体験していただけると思います。
さっきまであなたに覆い被さってきていた不安や、頭の中の声もスーッと小さくなっていくことでしょう。

 

繰り返しやっていくと、そのうちに、からだに触れるとすぐに“今ここ”の状態に戻ってくることができるようになります。

不安が出てきてもコントロールすることができるんだ、不安はわたしの意識のもとにあるんだ、ということが身についてきます。

そうなっていくと、「不安になったらどうしよう」という不安が確実に少なくなっていくので、今までよりずっと楽に日常を送れるようになります。

 

セルフタッチは、僕も大いに活用していて、外出中やセッション中など、不安が出てきてもすぐに対処したい時に、胸・腕・脇などによく触れるようにしています^^

また、寝る前にゆっくり時間をとってやるのが習慣になってますね。
胸の中心に手を重ねて置いて、ただただ触れている感覚と温もりに身を委ねていく。
これをはじめたことで、以前よりも寝入りがスムーズになっています。

 

僕のクライエントさんには、「寝る前にいろいろと考えて不安になってしまい、なかなか眠りにつくことができない」とおっしゃる人がいましたが、セルフタッチを実践したことでかなり改善されました。

手軽にできる方法なので、楽な気持ちで試してみてくださいね。

セルフタッチが難しい人へ

ここまで、セルフタッチのメリットについてお話ししてきました。

一方で、アダルトチルドレンの人の中には、からだに触れられてイヤな思いをしたツライ体験のある人、思いやりを向けることにためらいがある人、「こんな自分にやさしくしてはダメだ」と思っている人などもいらっしゃると思います。

 

からだに触れようとしても、それをすることへの抵抗感や嫌悪感が出てきてしまうとしんどいですよね…

そういう人は、片方の手の指、手のひら、手の甲などのからだの中心から遠いところを、「ただ触れる」ということからはじめてみてください。

 

無理をしなくていいです。
ほんの数秒からで大丈夫です。

 

それでもやっぱり触れることが難しかったとしてもがっかりしないでください。
ご自身を責めることもしないでください。

 

それはあなたが悪いわけではありません。
そうなってしまう理由があって、同じツラさを味わうことのないように、からだがあなたを守ろうとしていることですから。

 

今後、セルフタッチ以外のやり方をお伝えしていきますので、安心してくださいね^^

 

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