他人と比べてしまう自分がつらい…そんなときにできる大切なこと

 

こんにちは。
カウンセリングルーム柳樹の土居です。


今年のパリ・オリンピックやパラリンピック、
とても盛り上がりましたね。

ぼくもたくさんの感動的な瞬間に
心を打たれました。

選手たちが見せてくれる
圧倒的な力や努力に、
何度も勇気をもらい、
感動の波に包まれました。

 

でも、正直に言うと、
少し前まではオリンピックや
パラリンピックを見るのが苦手だったんです。

頑張っている人たちの
姿を見ていると、
自分と比べてしまい、
心が痛くなってしまっていたからです。

 

「自分は何も成し遂げられていないんじゃないか」
「自分には何の価値もない」──

そんな思いが頭をよぎり、
無力感にさいなまれて、
ひどく落ち込んでしまうことがよくありました。


特に自分と同世代の選手や
自分より若い世代の活躍で、
そうした感情は一層強くなりました。

 

「比べること」でうまれる苦しみ

 

こうした気持ちを抱えるのは、
ぼくだけではないと思います。


特に周りの目を気にする人や、
アダルトチルドレンと
呼ばれる人たちには、

他人と自分を
比べることによる苦しみを
感じることがよくあるのでは
ないでしょうか。


もしかしたら、
この記事を読んでくださっているあなたも、
誰かと自分を比べてしまい、
自己批判におちいった
経験があるかもしれません。

 

それって、本当にしんどいですよね…

「自分はできていない」と感じて、
自分を責めてしまう。


そんな思いがずっと続くと、
胸がいっぱいになって、
どうしても気分が落ち込んでしまいます。

 

他人と比べてしまう背景

 

では、なぜぼくたちは、
こんなにも他人と自分を
比べてしまうのでしょうか?

それにはいろいろな
要因がありますが、
特に幼少期の体験が
大きく影響していることが多いです。

 

たとえば、
幼い頃に兄弟と比較された経験、
どんなに頑張っても褒められたことがない経験、
批判的な家庭環境に育ったこと──

こうした体験が、
大人になってからも
「他人と比べてしまうクセ」
につながっていることがよくあります。

 

実はぼくも、
幼少期にそういった経験があり、
その影響を感じています。

過去の体験は、
自分でコントロールできないものばかり。

だからこそ、
どんなに頑張っても、
その思いが心に影を落としてしまうことがあるんですよね。

 

「あなたが悪いわけではない」ということ

 

カウンセリングに来られる方の中には、
「私が悪いんです」
「自分の性格がダメだから」
と自分を責めてしまう方も少なくありません。


でも、実際には、あなたが悪いわけではないんです。


私たちが感じる「劣等感」や「無力感」は、
幼少期の体験や、
コントロールできない環境から
生まれていることが多い
のです。

 

心理学者アルフレッド・アドラーも、
他人と自分を比較することから生まれる苦しみを

「劣等コンプレックス」

と名付けました。


実は、この概念は
100年も前からある んですよ!

つまり、これまで
数多くの人が同じように、
比較によって苦しんできたということです。


だからこそ、
あなたが感じている苦しみは
決してめずらしいことではなく、
普通のことなんです。

 

自分と同じような
悩みを抱えている人が、


実はたくさんいるんだ

って思えると、

少し気持ちが楽になりませんか。

 

「気づくこと」からはじめる解決法

 

では、どうしたら
他人と比べることで
生まれる苦しみから
抜け出せるのでしょうか?


結論をお伝えすると、
まず大切なのは「気づくこと」です

「あ、また自分は他人と比べてしまっているな」

と自覚できることが、
解決の第一歩です。

 

他人と比べること自体は、
私たちが無意識にやってしまうこと
です。

ただ、
無意識におきてしまう
「比べる」 という行為からはじまる
一連の流れをコントロールして
ストレスを取り去るには
「気付くこと」が 何よりも大事なのです。

 

ちなみに 「一連の流れ」とは、

 

比べる

自己批判する(オラはダメなやつ…)

自分への怒り(ムキー!!)

落ち込み(しょぼ〜ん)

 

少しおおざっぱですが、
こんな感じですね。

下に行くほどに
感じるストレスは大きくなるし
切り替えもしずらくなるので

理想は「比べる」
遅くても「自己批判する」
あたりで気づいて対処したいところです。

 

じつはみなさん、
「あとからふりかえって」
だったら気づくことはできているんです。

「人と比べてしまって しんどくなるんです…」 って。


カウンセリングで
お話しをおうかがいすると、

その時にどんなことが
自分の中でおきていたのか、
くわしく話せるかたも多いです。


あとになって振り返ってみれば
気づけるし客観的にみれるけど
リアルタイムではそれができない。

だから、お悩みになるんですよね…

 

リアルタイムで気づくようになるには、
この場面で自分は人と比べがちだな」
というタイミングを
予想しておくことがオススメです。

 

例えば、

〜〜〜〜〜〜
新垣結衣と比べてしまって
自己嫌悪に陥る。
〜〜〜〜〜〜

というお悩みだったら、

「新垣結衣を見たらそうなる」

ってことを予想しておくんです。

 

そうすると、 ガッキーを見たら…

ほーらくるよ
比べるっていうのがくるよ
もうそろそろくるよ…


キター♪───O(≧∇≦)O────♪


という感じでリアルタイムで気づけやすくなります。

 

気づくことができれば、
その場で少しだけ
自分の意識を変えてみたり、

そこから抜け出す対処行動を
取ることができます。

 

例えば

  • 少しその場を離れてみる
  • 深呼吸をする
  • 自分が好きなことに意識を向ける

など、
ポジティブな行動を意識して取ることが大切です。


少しずつですが、
それが積み重なることで、
心の重荷が軽くなっていくはずです。

 

マインドフルネスのすすめ

 

頑張っている人を見ると
【無意識に】比べてしまう。

あとになって振り返ってみれば
それに気づけているけど、
リアルタイムで気づけていないから
自分を批判したりしてツラくなってしまう…


もうね、
ぼくも ながーーくながーーく
苦しんできました。

 

でも、
「無意識に比べているんだ」
ってことに気づけるようになってからは、
しっかり対処できるようになっています。


僕が日常に取り入れたことで
「無意識に比べているんだ」
ってことに 気づけやすくなったオススメなもの、それが…

 

マインドフルネスです

 

マインドフルネスは、
リラックスだけでなく、

自分の状態に気づく力を養うことができる、
とても効果的な方法
です。


だれかと比べてしまっている
自分に気づき、

ポジティブな行動に移す力を
身につけるのに、
役立つツールの一つです。

 

人間の脳みそは、
ネガティブとポジティブを同時に感じることができません。

ネガティブを感じると
ネガティブ一択。

その反対に
ポジティブを感じると
ポジティブ一択になります。

 

なので、
誰かと比べてしまい

「うわーーー、わたしは全然ダメだーー」

ってなってしまって
そのままにしておくと
どんどんツラさが増してしまうのです。

 

そうなってしまう前に

「ちょっとまてよ!? 今、自動的にアイツと比べてたよな」

って気づいて、
推しの動画を見たり、
ペットの写真を見たり、
呼吸法をしてみたり、
etc…


少しでもポジティブに
寄せるような行動を
とれるようになれば、
ずいぶん楽になると思います。

 

もし気になった方は、
ぜひマインドフルネスを
取り入れてみてください。


少しでもあなたの心が
軽くなるヒントになれば
嬉しいです。

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

あなたの心が少しでも軽くなりますように。

 

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