【AC・毒親育ち】なぜ、人の顔色が気になって話せなくなるのか?

 

その昔、友人とランチに行った時の話。

 

その日にあったことを
楽しくお喋りしていたのですが

僕がなにかの言葉を言ったとき、
ほんのほんのほ〜んの一瞬ですが、
友人が顔をしかめたような気がしたんです。

 

そのときに

「あれ?今の僕の言ったこと、気分を害したかな?」

って思ったらもうオシマイ。

 

そこからは気分を害してしまった
かもしれないという不安が強くなって、

言葉が出てこなくなる…

 

相手もそんな僕に対して不安を感じるのか
だんだん話さなくなっていき

沈黙。。。

 

テレビだったら放送事故です。

 

もしかしたら友人は
食べていたものがのどに
軽くひっかかっただけかもしれません。

でも、その時は
「機嫌を悪くさせた」
ということ以外の可能性を
考える余裕がなかったんですよね。

 

このように、以前の僕にも
相手の顔色ばかりが気になって
うまく話せなくなることがよくありました。


・・・


今回は、昔の僕のように
相手の顔色を気にし過ぎて、

 

「相手の顔色が気になってうまく話せないんです…」

「自分の考えや意見を言うのが怖いんです…」

 

というようなお悩みをお持ちの人の
心理背景を解説します。

 

その上で、今から取り組める
対処法もお伝えします。

 

なぜ顔色を気にするのか?

 

実は、顔色を気にするのは、
自分を守るために身につけたものなんです。

人間みんなに備わっている
防衛本能によるものです。

 

どう見ても怒っている人に
不用意に近づいていくのは
自分が傷つくリスクが大きいですよね。

顔色を見て「大丈夫だ」と思えるから、
近づいていくことができるのです。

 

ただ、どんなに顔色を気にしても
「大丈夫だ」と思えなかったり

顔色の変化に敏感になり過ぎてしまうから
ツラくなるんですよね…

 

相手が笑っていても
「こちらが何か言ったら怒るんじゃないか?」
と思ったり、

ほんの一瞬の表情の変化から
「実はすごく機嫌が悪いんじゃないか?」
と思ったり、

などなど、
自分にとって都合の悪いイメージを
勝手に想像し過ぎてしまいます。

 

そのせいで
会話を楽しめなかったり
話の輪に入っていけなかったり…

顔色を気にしすぎることが
仕事やプライベートに支障をきたして

生きづらさを感じている人は
少なくありません。

 

悩みの根本は安心感がないから

 

どうして自分を守るための行為が
生きづらさにつながってしまうのでしょうか。

その根本原因となっていると
考えられるのは

 

安心して身近な大人と
過ごすことができない状況を
繰り返し何度も体験してきた

 

ということ。

 

たとえば、

  • 自分のことを話すと否定される
  • 自分のことを話すと怒られた
  • 自分のことを話すと機嫌が悪くなった

などの体験です。

 

ちなみに、プロフィールでも書いてあるように
僕の祖母は感情の起伏が激しい人でした。

 

何が祖母の機嫌を損ねるのか
わからないので

祖母に話しをするときは
いつも不安でビクビクしていました。

 

そのうえ、小さい頃の僕には
大人とは違い、コミュニケーションの柔軟さがありません。

どんなに気をつけようとしても
祖母を怒らせてしまうことが
ほとんどでした。

 

祖母が怒ってしまうと
もうなす術がありません。

怒りがさらに強まらないように
ただ黙って耐えるしかありませんでした。

 

いつ祖母が怒り出すかわからない
少しでも早くそのシグナルをとらえて
防御態勢を整えないといけない

だから顔色をいつも気にするし
変化に敏感になっていく必要があったのです。

 

ただ、それが大人になって
祖母ではない人とのあいだで生じてしまい、

人とのコミュニケーションのあらゆる場面で
顔色が気になって話せなくなる生きづらさを

大人になって感じるようになっていったのですね。

 

あなたにもきっと
僕と同じような体験があるのではないでしょうか。

 

顔色を気にするメリット

 

相手の顔色を気にすることは
相手から傷つけられたり

嫌われたりすることをさけられる
メリットがあります。

 

その一方で、
顔色を気にしすぎるあまり、

なにを話したらいいのかわからなくなる
というデメリットがあります。

 

その他にも以下のようなデメリットがあります。

  • 無駄に気を遣って疲れる
  • あたりさわりのない言葉しか言えない
  • 受け身になって自分を犠牲にする
  • 信頼関係が築けない
  • 人との関わりをさけて孤独を選ぶ

 

メリットよりも
デメリットによる影響が強いから
生きづらくなるのです。

 

あなたは悪くない

 

安心して身近な大人と過ごし
自由に話すことが許されている

ということが叶えられない環境の中で
ほんとうに頑張ってこられましたね。

 

その時のやり方が
大人になって社会に出ても

続いてしまっているから
生きづらくなっているんですよね…

 

頭ではわかっていても
相手の顔色が気になってしかたがない。

そのたびに
会話がぎこちなくなってしまったり
沈黙を作り出してしまったり…

 

「わたしって本当にダメだな…」
って自分を批判して
さらにしんどくなることもありますよね。

 

でも、
顔色が気になって話ができなくなるのは

 

あなたが悪いわけではない!

 

そのようにしないと
自分を守り、
生き延びることができないと

本能の部分で判断して
ここまでサバイバルしてきたんです!

 

だから、
まずはここまで生きてきた自分を
いたわってあげてほしい。

僕はそれを強く伝えたいです。

 

今から取り組めること

 

あなたはここまで
ほんとうに頑張ってこられています。

 

ここまで読んできて、もしかすると、

「じゃ、どうすれば顔色を気にせずに
話ができるようになるの?」

と思われたかもしれません。

 

顔色を気にすること自体は
人として生き抜いていくために
必要なものであり、なくせないもの

という前提で
今から取り組める対処法を
お伝えします。

 

事態をよくない方へと
みちびいてしまうのは

不安から想い起こされる
ネガティブなイメージです。

 

あれやこれやと
起こってほしくないことが
つぎつぎと浮かんでくるのです。

つまり、心配している状態です。

 

ですので、
ネガティブなイメージが湧いてくるのを
止めてあげる必要があります。

 

こういう状態の時に、

「相手の機嫌まで責任をもつことはない」
「目の前の人は祖母とは違うから心配しなくていい」

などと自分に言い聞かせて

考え方を変えようとするのは
とても難しいです。

 

いちばんのオススメは
一旦、その場から離れること。

トイレへ行くのがいいですね。

 

席から立ち上がって動くことで
意識がからだや空間の認知にむくので

あれこれ心配することから
離れることができます。

 

トイレの個室に入って
呼吸を整えたり

僕が無料動画講座でお伝えしている
セルフワークをやるのもいいですね。

 

なかなか席を立てない場合に備えて
触り心地のよいタオルハンカチを
用意しておくのもオススメです。

タオルの触り心地に意識をむけることでも
あれこれ心配することから
離れることができます。

 

できそうなところから
ぜひ、試してみてくださいね。

 

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